データマネジメント、盛り上がってきています!

このコーナーは、リアライズ社長の大西が発信するブログです。最近の出来事や、今後のビジネスへの考えを綴っています。

 

7月末には、日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)の第2回定例セミナーがあり、協和醗酵キリンの中山情報システム部長伊坂コンサルの伊坂さんが講演してくださいました。

中山さんの協和醗酵キリンにおけるデータマネジメントの取り組み事例は、これまで自社のビジネスモデルに適合したデータモデルを守ってきた10年にも及ぶ歩みを総括されていたのと同時に、情報システム部内にデータマネジメント担当を新設・配置し、より業務に踏み込んだ形で全社的なデータのクリーニングや整備に力を入れていきたいという、今後の中長期的なロードマップが語られていて、大変心強いものを感じました。

伊坂さんの講演は、意外と知られていない海外のデータマネジメントの動向や、『個々の現場に任せると必然的にデータは整合性が保ちにくくなるためミッションと権限を持つデータスチュアードを設置する』という、欧米ならではの極めて合理的な考え方などを紹介してくれました。

約60名の会員が聴講に来て下さり、アンケート結果からも『非常に参考になった』という意見が多くて、企画・主催したものとしては嬉しい限りです。

私個人的には、中山さんの

『今後のロードマップを登り坂にしたのには意味がある。なぜなら、ちょっと気を緩めたり、手を抜くと、データは簡単に劣化してデータマネジメントは坂を転げ落ちるからだ。』

というお言葉が極めて言い得て妙であり、まさにそのとおりと感じました。

また、7月に立ち上がったJDMCの初年度6つの分科会も各チームで活発な議論が盛り上がっています。
私がリーダーを務めている『データマネジメントのスコープ、要件などの基本的事項の定義(通称:第3分科会)』は隔週のハイペースで会合が開かれ、色々な議論に展開して、まとめる方は大変ですが(笑)、この大切な初年度にこれまで世の中に出ていないようなアウトプットを創り上げていこうと、ユーザ企業・ベンダー企業が一丸となって1つの方向に向かっています。

毎回夜の第2部まで盛り上がり、

「なぜ、データマネジメントの重要性が日本では経営層に受け入れられにくいか?」

といった本質的な議論が交わされています。

これも個人的にはですが、当社発で提唱した「データマネジメント構成要件(=アンモナイト)」がユーザ企業からのご参加者の皆さんに大変喜んでいただけて、とってもうれしく感じています。

きっと、こうした地道な活動を一つひとつ積み上げて展開していくことが、「アプリ開発中心」時代から「システム利活用(=データが命)」時代への脱却を力強く推し進め、企業ITの価値が再認識される社会が訪れるものと確信しています。

『自分たちの会社内・組織内のデータの問題』をまったく感じたことのないビジネスマン・ビジネスウーマンの方は、絶対に存在しないと思います。なるべく多くの企業の方々にJDMCへご参加いただきたく、ご興味・関心のあられる方がいらっしゃいましたら、私大西までご一報いただければうれしいです。

JDMC活動状況に関しては、このブログやFacebookを通じて、また情報発信していきたいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。