データドメインとは? データマネジメント用語をわかりやすく解説



近年、多くの企業ではデータを軸にしたビジネス推進を行っています。
データを活用する上で、特に重要視されているのがデータ品質の向上と維持運用を行うデータマネジメントです。
この用語集では、データマネジメントやデータ活用に関する用語を解説しています。
また、データマネジメントの専門家として活動するNTTデータ バリュー・エンジニアが、データ活用のヒントもご紹介しています。

データドメインとは

データドメイン(Data domain)という言葉は、さまざまな分野で用いられています。

ここではデータマネジメントの用語としてのデータドメインについて説明します。

 

データドメインとは、エンティティアトリビュート(属性:データ項目のこと)に登録するデータの範囲・種類のことを意味します。

省略してドメインとも言います。

 

物理テーブルを定義する際、テーブルの各項目にnumber(数字)型やstring(文字)型など登録するデータの種類を定義します。

これらは一般的にデータタイプ(データ型)と呼ばれます。

 

データドメインとは、この定義付けと同様の考え方を論理データモデルに適用したものと言うことができます。

 

論理データモデルを対象とするため、numberやstringなどの形式的な定義ではなく、意味が付け加えられたデータの種類を定義します。

例えば、物理テーブルでは、受注金額も代表電話番号も同じnumber型として定義されますが、論理データモデルではそれらのデータ項目に異なったデータドメインを定義することが一般的です。

 

例えば、受注金額のデータドメインとして”金額”というデータドメインを定義し、また代表電話番号には”電話番号”というデータドメインを定義します。

こうすることによって論理データモデルの意味がより鮮明になるとともに、システムの実装フェーズではこの定義をもとにして入力チェックなどでデータの範囲を厳格に規定することができます。

NTTデータ バリュー・エンジニアが考えるデータマネジメント

ファイルやデータベースに格納されているデータが正確な情報であるためには、単なるデータ形式や桁数が合っているだけでなく、データの内容が正しくなければなりません。

例えば、「都道府県」というデータ項目に市区町村名が混入していたら、正しい分析や伝達をすることができません。

 

システムの導入当初は正しく入力されていたデータでも、長年使用するうちに業務プロセスの変更やシステムの移行・統廃合が繰り返された結果、当初の設計書に書かれた意図とは異なったデータが生じてしまうことも珍しくありません。

 

NTTデータバリュー・エンジニアでは、機械処理やツールだけでは対応しきれないデータの意味まで深掘りした品質アセスメントを行います。

現状のデータとシステムの設計書を比べるだけではなく、業務プロセスやアクター分析をヒアリングさせていただき、お客様のビジネス意図に沿ったデータ品質を達成するために必要な改善事項を洗い出します。

 

また、お見積りの際には、NDAを締結した上で、お客様からお預かりしたサンプルデータをアセスメントすることで、現状データの品質状況を見極め、対応に必要な作業を適正に見積もります。

 

 

 

詳細は以下をご覧ください。

 

 

 

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