BOM(Bill Of Materials)とは? データマネジメント用語をわかりやすく解説



近年、多くの企業ではデータを軸にしたビジネス推進を行っています。
データを活用する上で、特に重要視されているのがデータ品質の向上と維持運用を行うデータマネジメントです。
この用語集では、データマネジメントやデータ活用に関する用語を解説しています。
また、データマネジメントの専門家として活動するNTTデータ バリュー・エンジニアが、データ活用のヒントもご紹介しています。

BOMとは

BOMとは“Bill Of Materials”の略で、ビジネスの世界では、一般的に部品表を意味します。

ちなみに、部品表とは「何を作るためには、何がどれだけ必要か」を管理するもので、料理で言えば材料表のようなものです。
例えば、カレーであれば、カレー1人前=玉ネギ大1/4個、じゃが芋大1/2個、人参大1/4本、とり肉100g、油適量、水300ml、カレールウ1カケ、ご飯200gなどとなります。

なお、BOMは、一般的には“E-BOM”と呼ばれる“設計時のBOM”と、“M-BOM”と呼ばれる“製造時のBOM”があり、E-BOMとM-BOMが変わることが多々あります。
例えば、先のカレーの例がE-BOMとした場合、設計としてはそれで良くとも、実際に作るとなると、玉ネギ、じゃが芋、人参、肉の種類を明確にしないと、コストが大幅に変わってきますし、何処から調達するかも変わってきます。

また、カレーを1人前毎に作ると無駄も多くなります。
従って、例えば製造時のM-BOMとしては、カレー4人前=国産黄玉ネギ大1個、国産男爵芋大2個、国産五寸人参大1本、国産鳥胸肉400g、国産リノール酸油大さじ1、水道水1200ml、業務用カレールウ4カケ、ご飯800gなどとなります。

また、上記のE-BOM、M-BOMを総括したBOMを、マスターBOMと呼ぶことがあります。

NTTデータ バリュー・エンジニアが考えるデータマネジメント

BOMの導入は製品開発を円滑に進めるために有効な手立てのひとつであり、品目データの一元管理をすることで、製品開発プロセスの効率化や、組織横断的な情報の共有、データの有効活用などを実現することができます。

しかし、ここで重要となってくるのがデータ管理の問題で、いざ品目データに対して、設計情報、部品情報、図面などのの技術情報を紐づけ管理をしていこうとしても、現状のデータ自体がバラバラで、社内の別部門に点在していたり、品目マスタの定義自体が不十分な状態であったり・・・ということは多々あります。

BOMの導入を目指して、もしくはBOMの見直しにあたって、NTTデータ バリュー・エンジニアでは、そもそもの品目マスタをどのように保持していくのがよいのかというデータ構造の再編や、データ品質を向上させるための運用ルールの見直しといった面でご支援をしています。

 

詳細は以下をご覧ください。

 

 

 

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