社長挨拶

“データで創る一歩先の未来“へ
NTTデータバリュー・エンジニア

代表取締役社長 大西 浩史

代表取締役社長 大西 浩史

株式会社リアライズは1997年に株式会社NTTデータ(当時:NTT データ通信株式会社)の社内ベンチャー・プロジェクトとして産声を上げ、2001年10月の会社設立以来21年間、“Make IT Real Business”-ITを真にビジネスに役立てるためには、その「血液」であるデータを整備しなければならない-という企業理念のもと、システム開発でもなく、ツール販売でもなく、コンサルティングだけでもなく、お客様のデータ資産の価値を高めるための「データマネジメントサービス」に取り組んでまいりました。法人・公共・金融の各分野を網羅した、様々な業種・業態のお客様に対して1,200件を超えるデータの価値を向上させるための支援をご提供する実績と信頼を築いてきており、2011年には(一社)日本データマネジメント・コンソーシアム[JDMC]の設立共同発起など、”データマネジメント“という概念を日本で普及・啓発・定着化させていくことにも貢献してきております。

さて、今の私たちを取り巻くビジネス環境や社会情勢に目を転じると、コロナによる人々の生活や働き方の激変、ウクライナ侵攻等の地政学的リスクの増大化によって波及する影響など、従来の常識や固定観念があっという間に覆されることを目の当たりにしています。
先の読めない混沌とした時代、これまでの経験則がまったく通用しなくなっていることを経営者は痛感していることでしょう。 そのような時代に何が求められるかといえば、おのずと今現場で何が起きているかを示す事実、つまり「データ」を意思決定や自社の差別化の武器として重要視することは想像するに容易です。

しかし、いざデータ活用に着手しようとした多くの企業は深刻な課題に直面します。

  • 社内にそもそもどのようなデータがあるか、どれが最新かもわからないので活用できない
  • データを搔き集めて情報基盤に入れ込んでみたものの、相互にデータがつながらないので活用できない
  • 部門ごとのデータ分析はできても、品質や粒度が異なるため全社横断的な活用ができない
  • データ活用のビジネス効果を早く出して、組織的なデータマネジメント活動を社内で認めてもらいたい

これまでの企業理念は「データマネジメントによりITを真にビジネスの役に立つものにしたい」というものでしたが、新たな企業理念である“データで創る一歩先の未来”は、それを包含しつつ、我々がさらに希求したい姿を明確に表現しています。
10年先、20年先といった遠い将来ではなく、ビジネスの現場にとって大切な一歩先の未来、たとえば、食材をどれだけ仕入れておけば廃棄ロスが少ないか、どういう行動スタイルの顧客を重点的にアプローチすれば受注率が高まるかといった「人」の意思決定を、データの価値を高め、もっと活用できるようにすることで、より正しく、より的確に実行できるようにしたい、それによってお客様のビジネスの成果に直結した貢献をしていきたい、という強い決意が込められています。
その一歩先の未来における意思決定は、きっとデータを活用しなかった場合よりもずっと確信的で、仮説検証可能なものになっているでしょう。

新しい企業理念である “データで創る一歩先の未来” を実現していくために、
我々リアライズは、株式会社NTTデータバリュー・エンジニアに社名変更しました。

社名変更の理由は、新しい企業理念の実現のため、データの価値を高めること(=データエンジニアリング)を通じてお客様のビジネスに貢献するプロフェッショナルでありたい」という意志表示を行うためであり、また、より多くの仲間を増やすためにNTTデータグループであることの安心感やブランド力を最大限に活用したいという意図となります。

NTTデータバリュー・エンジニアは、データの価値を高めることを通じて人々が少しでもよりよい一歩先の未来を意思決定できるようにしたい、そうしたデータ活用の楽しさをもっと多くの人々に実感してもらいたい、そして、この連綿とした積み重ねが日本社会の遠い先の明るい未来につながっていく、と信じています。
新たな社名と新たな企業理念のもと、これまでご提供してきた「活用できるデータへの整備支援やデータカタログ/データガバナンスの構築支援」に加え、さらにデータの価値向上をビジネス成果に直結させるために「データ分析・活用」の領域へと事業を広げ、これからもお客様と一緒に『データで創る一歩先の未来』を愚直に追い求めてまいります。

2023年1月1日
株式会社NTTデータバリュー・エンジニア
代表取締役社長 大西 浩史