「NTT DATA Innovation Conference 2013」でアスクル社 と講演を行いました

 

(2013年1月28日)

リアライズは、2013年1月25日に開催されました「NTT DATA Innovation Conference 2013」にて “次なる成長に向け商品情報管理に取り組むアスクル ”と題してアスクル社と講演を行いました。
当日は、非常に多くの方にお集まりいただき、誠にありがとうございます。

 

 

講演レポート ~次なる成長に向け商品情報管理に取り組むアスクル ~

2012年10月、BtoC向けサイト「LOHACO ~くらしをかるくする~」をオープンしたアスクル社でも、商品数(2012年12月現在、約36万点)は増え続けており、同様の課題を抱えていました。
アスクル社はお客様の「探しやすい・買いやすい(売上向上)」を実現するため、リアライズと商品情報の“データガバナンス・プログラム”を開始しました。


●アスクル社が行った「データガバナンス・プロラムの4つ」の取り組み
 1. 組織体制の強化
 2. 意識改革(マインドの醸成)
 3. MD業務BPR(オペレーションの改革)
 4. データ品質の見える化(業務効果の分析)

 

今後も企業理念である「お客様のために進化する」をもとに、商品情報および管理も常に進化し続けていくとアスクルの小野原氏は強い口調で締めくくりました。

 

リアライズの江藤は、今回の取り組み(情報マネジメント)の成功ポイントを「体制・役割の構築」「業務効果とデータの結び付け」「期待効果による取り組みの優先順位付け」と大きく3つ分けて紹介しました。ビジネス視点でデータとITを捉えるべきと強調しました。

 

 

EC市場の背景とその課題

EC市場は、2011年時点で8.5兆円の市場規模(※1)があり、今後もさらなる拡大が予想されており、非常に有望な市場です。また、近年の大手企業の相次ぐ本格的な参入により、同時に競争が非常に激しくなっている市場でもあります。


●「見つけやすさ」「分かりやすさ」が重要
ECサイトによっては数万~数千万の取扱商品があります。このように膨大化する商品数と購買層などを考えると、「商品の見つけやすさ」「商品の分かりやすさ」が重要になってきているとリアライズは考えます。

 

●実現の肝は、データの器(機能)ではなく中身(商品情報)
ECサイトをデータの器と中身に分けて考えてみます。
「見つけやすさ」「分かりやすさ」におけるデータの器とは、カテゴリナビゲーション、スペック検索などの検索機能とグループ化表示やソート表示などの表示機能になります。これらの機能は既に方法論もあり対策されています。(器のコモディティ化)
一方、ここでの中身とは、商品情報になります。商品カテゴリ数が多すぎて分かりづらい、該当しているはず商品がスペック検索でヒットしないといった問題は、散見しています。これらは、データの粒度や充足といった中身の問題です。
リアライズは、利用者目線での商品情報を実現するべく“データガバナンス・プログラム”を推進しています。